2017年1月17日火曜日

「変態」「羞恥」とは?その1

DFP偏差値を作ろう の第4弾です。

前回、「DFP偏差値」の元になる値「変態・羞恥度」「排他・専門度」「手に入れにくさ」「扱いにくさ」「機能度」「その他非日常性」に対して、それぞれの値の高そうな衣服を挙げていきました。

偏差値高そうですね(マテ

今回は、「6つの値の付けかたを、値ごとに決めていく」と、「値の高そうな被服について値を決めていく」かどちらからか進めていこうかということで、まず、先に出ている「6つの値の付けかたを、値ごとに決めていく」から進めたいと思います。

まずはこれ

「変態・羞恥度」

「DFP偏差値」のネタ元になっている「性癖偏差値」では、「どれだけ変態か」「どれだけアブノーマルか」で偏差値が決まっているわけですが、とにかく集合知でガーッと決めているとはいえ「個人の主観」が元になっているので、「性癖偏差値」を更新するたびに、例えばスクール水着の偏差値が大きく変動します。

それに対して比較的変動しないと思われるのが「(とりあえずは)法的に(どれだけ)問題ないか」だと思われます。

(「エルシャダイ」のイーノックの顔を思い浮かべていただければ御の字です)

そこで、ふと旧ブログで「今の日本でどれだけ薄着ができるのさ?」という問題を考察した記事を書いたことを思い出したので、その記事をほぼ当時のまま公開します。何せ初夏に書いたものなので厳冬にそぐわない内容かもしれませんがご覧ください。


(暦上は)夏になりました。

薄着の季節がやってまいりました。

去年に引き続き今年の夏も猛暑が予想されるため、一般的には女性がどれだけ薄着をするかが関心の的になります。

ここでこんな疑問がわいてきます。「今の日本でどれだけ薄着ができるのさ?」

言葉を変えれば、今の日本でどれだけ露出できるかということです。

注)法律の運用に関する記述にはブログ主の主観による部分があります。実際に法律がどのような運用をされるかは、弁護士など法律関係の専門家にご相談ください。

注)法律の条文、判決文の一部に「みだりに」など直感的な解釈のしにくい語句がありますので()内の語句で補わせていただきました。ご了承ください。

露出と公然わいせつ

今の日本でどれだけ露出できるかの法的な基準については、刑法第174条の「公然わいせつ(*1)」にあたらないかどうかがそれになると考えられます。

実はこの「公然わいせつ」、体のどの部分が出ていればこれにあたるかなど「わいせつ」に関する説明が刑法の条文になく、過去の「公然わいせつ罪」の判例の

徒に無駄に、必要以上に)性欲を興奮又は刺激せしめ、且つ普通人の正常な性的羞恥心を害し、善良な性的道義に反するもの」(*2)

となっているんですよね。「徒に性欲を興奮又は刺激せしめ」るもの、「普通人の正常な性的羞恥心を害」するもの、「善良な性的道義に反するもの」、それぞれ該当する性的行為はともかく、体の一部を露出した際は、その「どことどこ」をさすかが書いていないんですよね。

では実際の事件を調べればどこを露出すれば「公然わいせつ」になるか具体的にわかるのではないか?実際に「公然わいせつ」でぐぐってみたら「下半身を露出」「全裸」「下腹部を露出」など、「生殖器を公然で露出した」事件が「公然わいせつ」罪として逮捕・起訴に至っていますので、事実上

「生殖器の露出が公然わいせつ罪に相当する」

といっても過言ではないでしょう。

ここで疑問;乳首の露出は「公然わいせつ」ではないのでしょうか?

乳首その他の体の一部の露出

乳首その他の体の一部の露出については、次のように「軽犯罪法」で犯罪になる基準が一応定められています。

軽犯罪法第1条 左の各号の一に該当する者は、これを拘留又は科料に処する。
(中略)
20.公衆の目に触れるような場所で公衆にけん悪の情を催させる不快感を与える)ような仕方でしり、ももその他身体の一部をみだりに不必要に)露出した者
(以後略)(*3)

この条文中の「その他身体の一部」に乳首、乳房が含まれると思われます。

ここで疑問;廻し姿でしりを露出する力士が軽犯罪法に引っかからないのはなぜか?なぜなら、廻し姿が力士の「ユニホーム」であるから、つまり「みだりに不必要に)」ではないからです。例を挙げればきりがないですが、プールや海水浴場での水着などと同じ理由です。また、「ファッション」や「表現の自由」を盾にすれば、現行法上は刑法第174条に反しない限りかなり過激な格好ができるはずです。

それにしても「もも」が不快感を与えるなんで、この条文自体が古くなってきているな~(*4)

では、しり、もも、乳首・乳房など身体の一部の露出が正当に認められるケースはどんなケースがあるでしょうか?

身体の一部の露出が認められるケース、認められないケース

というわけで、身体の一部の露出が認められるケース、認められないケースについて表にまとめたのですが、この表、女性の裸の一部の絵が大量に出てきますのでワンクッションおかせてください(笑。「続きを読む」か下のほうにスクロールしていくと見られますよ。

今回は(上であげた表がまだありますが)「どこまで薄着をできるか」「どれだけ露出できるか」についてざざっと検証しました。

では、法的に問題ないほど肌の露出が少なくてもキャットスーツのような体の線がしこたま出るような衣服はどうでしょうか?(中略)


  • *1:漢字で「公然猥褻」と書きますが、1995年に刑法が口語化改正されてから「猥褻」は用いられないようですね。ちなみに「わいせつ物陳列」は別の罪です。
  • *2:以降刑法上の「わいせつ」の説明はすべてWikipediaわいせつより
  • *3:Wikipedia軽犯罪法より
  • *4:ちなみに近世以前のヨーロッパでは、女性が生足を見せることが「わいせつ」とされていました。

(中略)

それではそのまま下までスクロールして女性の裸の一部の絵をお楽しみください。

































身体の一部の露出が認められるケース、認められないケース

を表にまとめました。前述しましたが、女性の裸の一部の絵が大量に出てきます(笑

なお、「特に露出が認められるケース」について足りないと思われるものがあったらコメント欄などでお知らせください。随時追加します。

表の見方

  • 「主に女性」の衣装について言及しました。
  • 表で言及しない胸元から上、肩、背、腹、四肢は露出が禁止もしくは制限されないとみなしました。
  • 「身体の一部」の図のピンクの部分が露出が禁止もしくは制限されるかどうか判断される部分です。
  • 「身体の一部」の図の白の部分が露出するか否かに関係なく衣服で覆われているべき部分です。
  • 「露出を禁止、制限する法令」については法律名と第何条かのみ記述しました。実際の条文は当エントリ内の引用か法律書などを参照してください。
身体の一部露出を禁止、制限する法令解説特に露出が認められるケース特に露出が認められないケース

下腹部
刑法第174条で事実上禁止生殖器とその周辺の「ヘア」の部分です。

Vゾーン
軽犯罪法第1条20号で制限ひもパン、ビキニのボトムなどで隠れる部分です。
  • 水着
  • サンバの衣装など、祭典等で用いる衣装
  • *架空の人物、歴史上の人物を演出するためのコスプレ用衣装
一般的に認められないことが多い。

もも
軽犯罪法第1条20号で制限「脚の一部」のももではなく、脚の付け根の部分です。短パンやミニスカートをはくと隠れる部分ですね。「条文が古い」などと前述しましたが、ここもももに相当します。
  • 水着
  • スポーツウェア
  • サンバの衣装など、祭典等で用いる衣装
  • *架空の人物、歴史上の人物を演出するためのコスプレ用衣装
一般的に認められないことが多い。

(特に成人女性の)乳首
軽犯罪法第1条20号で制限乳首、乳輪およびその周辺です、※授乳時に露出するわけですが、公衆の面前での授乳も問題になっていますよね。一般的に認められない。

(特に成人女性の)乳房
軽犯罪法第1条20号で制限乳房全体です。
  • 水着
  • サンバの衣装など、祭典等で用いる衣装
  • *架空の人物、歴史上の人物を演出するためのコスプレ用衣装
一般的に認められないことが多い。

(特に成人女性の)乳首を含む乳房の一部
軽犯罪法第1条20号で制限乳首を含む乳房の大半です。
  • 水着
  • サンバの衣装など、祭典等で用いる衣装
  • *架空の人物、歴史上の人物を演出するためのコスプレ用衣装
一般的に認められないことが多い。

肛門
軽犯罪法第1条20号などで制限肛門とその周辺です。本来はしりに隠れていて見えません。※肛門は排泄の際に露出する必要がありますが、公衆の集合する場所での排泄は軽犯罪法第1条26号に違反します。一般的に認められない。

しり
軽犯罪法第1条20号で制限お尻です。
  • 水着
  • スポーツウェア
  • サンバの衣装など、祭典で用いる衣装
  • *架空の人物、歴史上の人物を演出するためのコスプレ用衣装
一般的に認められないことが多い。

「特に露出が認められないケース」が赤字で「一般的に認められない。」となっている身体の一部を除き「特に露出が認められるケース」に「水着」「サンバ衣装」および「コスプレ用衣装(原則としてイベントなど独自のルールを定めた場所で着られるので*をつけました)」を入れました。どれも大胆なものが多いですからね。

それに比べ「やや露出の制限が厳しいかな」と思われるのが「スポーツウェア」。ビーチバレーのように、「魅せる」ためにウェアの面積が小さくなったものもありますが、一般大衆に見せるものですので、見苦しくないデザインに落ち着くかなと思います。

まあ、現実的には市販されているのを着るのが一番無難なんですけどね。

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